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.sscファイルの解説


ここでは.sscファイルに含まれる各パラメータを地球を主として説明します。
なお、地球に無いパラメータは「◆」付きで表示しています。
数値の単位はパラメータによって異なります。
また、[ 0 1 0 ]などの形式で表されるパラメータはそれぞれ直交座標系に[ X Y Z ]で対応しています。これらの各値は0〜1の小数で与えられます。本解説ではこれをXYZベクトルと表記しています。
特に色に関するパラメータでは[ R G B ]の順で色の三原色に対応しています。本解説ではこれをRGBベクトルと表記しています。

"Earth" "Sol"
天体名とその天体が所属する母天体名を記述します。主に「"惑星" "恒星"」の順となります。衛星の場合は
"Moon" "Sol/Earth"
"Io" "Sol/Jupiter"
と「"衛星" "恒星/惑星"」になります。なお、アポロ宇宙船のAdd-Onでは
"Apolo 11" "Sol/Earth/Moon"
となっています?
{
「{」と「}」で囲まれた部分に天体の要素を記述します。

◆Class


comets.sscのHalley項より
	Class "comet" 
天体の属性を設定。
設定できるパラメータは"comet"(彗星)、"asteroid"(小惑星)、"spacecraft"(探査機・人工衛星)。
惑星・衛星の場合は設定する必要はありません。母天体が恒星ならば惑星、惑星なら衛星、と自動的に決定されます。

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Texture, NightTexture, SpecularTexture, ◆OverlayTexture


	Texture "earth.*"
	NightTexture "earthnight.*"
	
	# SpecularTexture "earth-spec.*"
天体表面のテクスチャを指定。
hires、medres、loresで解像度別の同名のファイルを用意する必要があります。

Texture

天体表面の一般テクスチャ。
earth.jpg

NightTexture

夜部分のテクスチャ。主に夜の明かりを表しています。
白い部分がTextureに重ねて表示されます。
earthnight.jpg

SpecularTexture

天体表面の反射強度のマッピングテクスチャ。白い部分は強く、弱い部分は黒く表されています。
earth-spec.jpg

◆OverlayTexture

重ねて表示するテクスチャを指定します。テクスチャにはアルファチャンネルが設定されている必要があります。

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◆Mesh、◆MeshCenter


小惑星や探査機・人工衛星などで使用する3Dメッシュモデルを設定。
	Mesh "phobos.cmod"
	MeshCenter [ -0.233 -0.156 -0.168 ]

◆Mesh

3Dメッシュモデルを指定します。.3ds、.cmodファイルが利用できます。

◆MeshCenter

天体の重心部分を設定。元の3Dメッシュモデルにおける原点を元としたXYZベクトルで指定します。

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Color、SpecularColor、SpecularPower、◆Emissive


	Color [ 0.85 0.85 1.0 ] #天体の色 RGB、0〜1の間の数値
	SpecularColor [ 0.5 0.5 0.55 ] #反射光の色?
	SpecularPower 25.0 #
	

Color

天体の色。RGBベクトルで表示します。テクスチャが指定されていなければ、この色が直接表示されます。

SpecularColor

反射光の色。RGBベクトルで表示します。OpenGLドライバによっては表示されない事があります。
[ 0.5 0.5 0.55 ](標準)[0 1 0 ]
反射光色 標準反射光色 緑
※分かりやすくするため、雲テクスチャをOFFにしてあります。

SpecularPower

光線の反射する度合いを表します。0〜100の間で指定してください。
値を小さくすればするほど光線が天体全体に拡散します。
25.0(標準)50.05.0
反射光 標準反射光 50.0反射光 5.0
※分かりやすくするため、雲テクスチャをOFFにしてあります。

◆Emissive

天体を発光体にします。これをONにすると天体自体が輝くようになります。
なお、夜の部分が無くなります。
trueかfalseで指定してください。この値はデフォルトではfalseです。
truefalse
発光 true発光 false
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます
入力例:
	Emissive true

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HazeColor、HazeDensity


この項はグラフィックカードによっては機能しない事があります。
	HazeColor [ 1 1 1 ] 
	HazeDensity 0.3

HazeColor

霧の色。RGBベクトルで指定してください。

HazeDensity

霧の密度。天体表面上の視界に影響します。0〜1の間で指定してください。

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Radius、Oblateness


	Radius 6378.140  # equatorial
	# Oblateness 0.0034

Radius

天体の赤道半径。単位:km。

Oblateness

偏平率。0〜1の間で指定します。0で真球になり、1に近づけば近づくほど平べったい楕円体となり、1で完全な平面となります。
0.0(標準)0.50.9
扁平率0.0扁平率0.5扁平率0.9
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます

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BumpMap、BumpHeight


	# BumpMap "earthbump.*"
	# BumpHeight 4.5

BumpMap

天体表面を立体化させるテクスチャを指定。

BumpHeight

立体化の高さを指定。

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◆Beginning、◆Ending


spacecraft.sscのMir項より
	Beginning	  2446482.0     # Launched 20 Feb 1986
	Ending            2451989.77083 # Reentered 21 Mar 2001
このパラメータを使用する事により、天体をある一定の期間だけ表示する事ができます。
どちらか片方だけの指定も可です。

◆Beginning

その天体を表示し始める時間。ユリウス日で指定。

◆Ending

その天体を表示し終える時間。ユリウス日で指定。

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◆InfoURL


solarsys.sscのCharon項より
	InfoURL "http://www.nineplanets.org/pluto.html#Charon"
天体を右クリックして出てくるコンテキストメニューで"Info"で飛ぶURLを指定します。
右クリックメニュー
指定したURLのページを既定のウェブブラウザで表示します。その天体に関連したページを指定してください。

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Atmosphere


大気について記述する項です。
	Atmosphere {
		Height 60
		Lower [ 0.43 0.52 0.65 ]
		Upper [ 0.26 0.47 0.84 ]
		Sky [ 0.40 0.6 1.0 ]
		Sunset [ 1.0 0.6 0.2 ]
		# Sunset [ 0.3 1.0 0.5 ]
		CloudHeight 7
		CloudSpeed 65
		CloudMap "earth-clouds.*"
	}

Height

大気の高さ。
高さ 60km(標準)高さ 600km高さ 6000km
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます

Lower, Upper

大気の色。Lowerは下層部、Upperは上層部。
標準Upper [ 0 1 0 ]
Lower[ 1 0 0 ]
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Sky

空の色。
標準Sky [ 1 1 0 ]
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます

Sunset

日没時の色。
標準Sunset [ 0 1 0 ]
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます

CloudHeight

雲の高さ。単位:km。
高さ 7km(標準)高さ 700km高さ 7000km
※画像をクリックすると別ウィンドウで大きな画像が開きます

CloudSpeed

雲の速さ。単位:km/h(対地速度)。

CloudTexture

雲のテクスチャファイルを指定。

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CustomOrbit、EllipticalOrbit


	CustomOrbit "vsop87-earth"
	EllipticalOrbit {	
		Period            1.0000
		SemiMajorAxis     1.0000
		Eccentricity      0.0167
		Inclination       0.0001
		AscendingNode   348.739
		LongOfPericenter 102.947 
		MeanLongitude   100.464 
	}

◆Epoch

comets.sscのHalley項より
	Epoch        2449400.5      #1994 Feb 17 00:00UT
元期を指定。単位:ユリウス日。この値が指定されていない大部分の天体はJ2000分点(2000年1月1日0:00UT)を元期としています。

CustomOrbit

カスタムされた軌道を指定。
EllipticalOrbit―軌道要素(下記参照)より優先されます。

◆SampledOrbit

spacecraft.sscのCassiniの項より
	SampledOrbit	"cassini.xyz"
.xyzファイルで定義された軌道を適用する際のパラメータです。
主に探査機で使用。

Period

公転周期。単位:年。衛星では単位:日。

SemiMajorAxis

軌道長半径。単位:AU (天文単位)。衛星では単位:km。

Eccentricity

離心率。0〜1で指定。1に近ければ近いほど細長い楕円となります。

Inclination

軌道傾斜角。地球の黄道面からどのくらい傾いているか。単位:°。0°〜180°で指定。

AscendingNode

昇交点黄経。

LongOfPericenter

近点黄経。惑星の場合、太陽に最も近づいた時の黄経。

◆ArgOfPericenter

近点引数。昇交点と近点のなす角度。

※LongOfPericenterとArgOfPericenterはどちらか一方を使用してください。

MeanLongitude

平均黄経。

◆MeanAnomaly

solarsys.sscのPhobos項より
	MeanAnomaly    191.771   # J2000
平均近点離角。指定された元期の時点での天体の位置とその天体の近日点のなす角です。


※MeanLongitudeとMeanAnomalyはどちらか一方を使用してください。

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RotationPeriod、Obliquity、EquatorAscendingNode、
RotationOffset、Albedo


	RotationPeriod   23.9344694 # 23.93419
	Obliquity        -23.45
	RotationOffset   280.5    # offset at default epoch J2000

	Albedo            0.30

RotationPerion

自転周期。単位:時間。

Obliquity

自転軸傾斜角。単位:°。-180〜180で指定。180°を指定すれば逆回転する天体となります。
例:金星
solarsys.sscのVenus項より
	Obliquity       178.78

EquatorAscendingNode

RotationOffsest

自転オフセット。自転の初期位置を決める?元期J2000が基準。

Albedo

反射能。0〜1の間で指定します。0で0%、1で100%光を反射します。

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◆Rings


輪に関するパラメータを設定。 solarsys.sscのSaturn項より
	Rings {
		Inner   74500  # includes some ringlets inside edge of C ring at 74660
		Outer  140220
		Texture "saturn-rings.png"
	}

Inner

輪の内側の半径。天体の中心から測ります。単位:km。

Outer

輪の外側の半径。天体の中心から測ります。単位:km。

Texture

輪に使用するテクスチャを設定。

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}
閉じ括弧。

◆AltSurface


代替テクスチャの設定。
この項が設定されている天体をCelestia画面上で右クリック(OSX版はCtrl+クリック)すると出てくるコンテキストメニューに"AltSurface"が追加され、他のテクスチャが選べるようになります。
AltSurface "limit of knowledge" "Sol/Mercury"
{
	Texture "mercury.*"
	OverlayTexture "mercury-lok-mask.png"
	BumpMap "mercurybump.*"
	BumpHeight 2.5
}
AltSurface "代替テクスチャ名" "適用する天体名"と指定する。

Texture

ベースとなるテクスチャ。

OverlayTexture

Textureで指定したテクスチャに重ねて表示するテクスチャ。

BumpMap、BumpHeight

AltSurfaceでBumpに関する項も別途指定できます。

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◆Location


world-capitals.sscのTokyo項より
Location "Tokyo" "Sol/Earth"
{
LongLat [ 139.7666 35.7 0 ]
Importance 714.25
Type "City"
}
天体表面上の地名などを表示。
Location "地名" "天体名"と指定する。

LongLat

地名の位置情報。[ 経度 緯度 標高(km) ]で指定。

Importance

重要度。この値が大きければ大きいほど遠距離からでも地名が表示される。

Type

地名の属性。
設定できる属性: ※City以外はsolsys_locs.sscに記載のものを挙げています。

◆Modify


既存のファイルを変更する事無く天体情報を変更できます。
.sscファイルで定義できる天体に限られます。
例:月に大気を存在させる
Modify "Moon" "Sol/Earth"
{
	Atmosphere { #大気プロパティ
		Height 60 #大気の高さ
		Lower [ 0.43 0.52 0.65 ] #低空部分の色
		Upper [ 0.26 0.47 0.84 ] #高空部分の色
		Sky [ 0.40 0.6 1.0 ] #空の色
		Sunset [ 1.0 0.6 0.2 ] #日没の色
		# Sunset [ 0.3 1.0 0.5 ]
		CloudHeight 7 #雲の高さ 単位:km
		CloudSpeed 65 #雲の速度 単位:km/h(対地速度)
		CloudMap "earth-clouds.*" #雲テクスチャ
	}
}
上記の内容を.sscファイルとして保存し、dataディレクトリまたはextrasディレクトリに入れてください。
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